「なんでひな祭りにちらし寿司を食べるの!?」
ってこどもに聞かれて答えられますか?
パッとは思いつかない方は多いみたいです。
いったい何故なんでしょうか…?うーん、気になる!
そういえばひな祭りには特別な食べ物が多いです。
ちらし寿司以外にもはまぐりのお吸い物や
ひしもち、ひなあられ、白酒など…
アレは何か意味があるんでしょうか?
スッキリ気になるギモンを解決して
お子様にも教えてあげてください♪
ちらし寿司をひな祭りに食べる由来は?
「なにか特別な理由や健康効果はあるの?」
実はそのものには何のいわれもありません。
じゃあなんで食べるの?というと
所説あるようでどれが本当かはわかりませんが
・華やかなごちそうとして定着した
・中国地方で食べる風習が広まった
・なれずしという発酵鮨を食べる習慣が変化した
・ちらし寿司と桃の花が散って実を結ぶとかけた説
・京都の宮中(皇室)で海産物を使ったものがごちそうだった説
・ちらしずしは本来まつりずしと言われて縁起が良かった説
また、具の中にエビや菜の花が使われています。
エビは腰の曲がった姿から
長寿を願う象徴としておめでたいですし
菜の花は春らしさを表していて彩も良いです。
たくさんの具を混ぜるので
成長しても食べ物に困らないように
なんて願いも込められているそうです。
いずれにせよおいしくて見た目が華やかで
縁起が良いものということで愛されていたんですね。
はまぐりのお吸い物をひな祭りに食べる由来は?
「じゃあハマグリはなんで食べるの?」
ハマグリの貝は一対になっていて
違う貝とは絶対にピッタリと
ハマらないようになっているんですね。
このことから「良いパートナーに巡り合える」
という願いが込められていると言われています。
仲の良い夫婦になってほしいものですね^^
ひしもち、ひなあられ、白酒の由来は何?
ひなまつりのお菓子として定着しているものは
何故食べるようになったのでしょうか?
3色の彩りが華やかなひしもちは
色に意味があると言われています。
所説ありますが、緑は健康長寿、白は清浄
そしてピンクは魔除けを意味している説。
別の説では緑は大地、白は雪、ピンクは桃、
つまり冬から春になる様子を表現して
いるとも言われています。
緑はよもぎ、白はひしの実、ピンクはクチナシで
色をつけていてそれぞれ健康効果があるので
親が娘の健康を願う意味が込められていますね。
春らしい色合いのひなあられは
でんぷんが多く健康に良いことから
娘が1年幸せに過ごせるよう願いが込められています。
白酒はもともとは桃の花びらを漬けた「桃花酒」として
飲まれていたのが始まりと言われています。
桃は邪気をはらい気力体力を充実させる果物です。
江戸時代になるとみりんに蒸したコメやこうじを
混ぜて熟成させた「白酒」が普及するようになりました。
いずれにせよ「邪気をはらう」思いが込められています。
ちなみに白酒はアルコール度数10%なので
もちろんお子様には絶対に飲ませてはいけません。
ノンアルコールである甘酒を飲ませてあげましょう。
まとめ
・ちらし寿司は春の象徴として愛されている
・はまぐりは良い出会いがあるよう願いが込められている
・他も邪気をはらい幸せになって欲しい思いが込められている
いずれの食べ物もゲンかつぎ、縁起が良いもので
しかも冬の終わり、春の訪れを告げるものなんですね。
こどもに伝えるにはちょっと難しい内容ですが
「キレイだし、おめでたいものなんだよ~」
って感じで伝えるのが良いかなと思います(・∀・)