「京都の葵祭りってどんな歴史があるの?」
大きなお祭りですがその歴史や起源、
由来についてどれくらい知っていますか?
ロマンあふれるイベントなだけに
どれだけ多くの知識があるかで
感じ方がグッと変わってくるかと思います。
100%楽しむためにも歴史や由来、
15日に至るまでの日程も知っておきましょう!
京都葵祭りの歴史について知ろう!
「どんな歴史があるの?」
平安時代中期が一番盛り上がったようで
祭りといえば葵といわれるほどでした。
しかし武士の世の中になってくると衰退してきます。
鎌倉、室町、戦乱期になると行列は姿を消しました。
江戸になってからは再び活気づいてきましたが
明治2年、東京遷都をきっかけにまた行列は中止。
その後は政府の京都活性化政策として
明治17年に復活しましたが第2次大戦でまた中止。
社頭での儀式だけが残っていました。
戦後、再び行列が巡行するようになったのは
昭和28年から、斎王代の登場は昭和31年から。
醍醐味ともいえる行列ですが
長い歴史の中で中止になったり再開したり
繰り返していたのはオドロキですね。
京都葵祭りってどんな由来があるの?
「このお祭りはなんで始まったの?」
古墳時代後期の欽明天皇のころ(540年~571年)
凶作に見舞われて飢餓や疫病が流行したために
「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源とされています。
「なんで葵なの?」
祭りの当日である5月15日に
内裏神殿の御簾(みす)、御所車(牛車)から衣冠、牛馬など
すべてを葵の葉と桂の小枝で飾ったことが由来です。
京都葵祭りが始まるまでの日程は?
「5月15日より前にも準備してるってホント?」
大きなイベントとしては15日だけの印象ですが
実は5月に入ってからすぐに準備は始まっています。
5月3日の流鏑馬神事(やぶさめしんじ)
馬を走らせながら騎手が矢で的を射抜く神事
5月4日の斎王代・女人列御禊神事
葵祭の斎王代(さいおうだい)と40人の女性が
身を清める神事です。
5月5日の歩射神事(ぶしゃしんじ)
弓矢を使って葵祭の沿道を清める
魔除けのための神事です。
5月5日の賀茂競馬(かもくらべうま)
競馬発祥の地といわれる上賀茂神社で
行われる神事です。
5月12日の御蔭祭(みかげまつり)
祭神のアラミタマを下鴨神社に迎える神事。
このように15日以外にも
神事は行われています。
まとめ
・長い歴史の中で行列は消えたり再開したりしていた
・もともとは凶作に対しての祭事だった
・5月15日前からさまざまな神事が行われている
冒頭でも書きましたがロマンあふれるお祭りです。
どれだけ多くのことを知っているかで
受け止め方が変わってきておもしろいですよ(・∀・)