「飼っているハムがなかなか起きてこない…」
寒くなってきたし、冬眠したのかな。
でも、ハムスターってそんな習性あるの…?
今回はハムスターの冬眠に関する気になるギモン
・そもそも冬眠なんてするの?
・ただ寝てるだけなのか、症状と見分け方
・「冬眠」を予防するための方法
以上3点を紹介していきます。
生き物を飼う以上は大事にせねばなりません。
しっかり知識を身につけて可愛がってあげましょう!
ハムスターって冬眠するの?
野生のハムスター(ゴールデン)であれば
数週間程度冬眠する習性がありますが
ペットとして飼われているものは冬眠しません。
ただ、体温が著しく低下した場合に起こる
休眠状態(低体温症)、これを冬眠と勘違いします。
飼育中に温度管理が悪いとこうなってしまいますので
「冬眠」してしまったということは非常に悪い環境で
飼育していたことになります…
「どれくらいでそんな状態になるの?」
個体差や環境差などはありますが
15℃以下から、特に10℃以下になるとキケンです。
また、一気に気温が下がる時期も注意が必要です。
冬のはじめなどは気をつけて見てあげてください。
寝てるだけ?症状と見分け方を覚えよう
「寝てるのか死んでるのかわからない…」
ハムスターの体温は普段37℃ほどあるので
さわるとあったかいですが、冬眠状態にある場合は
10℃以下になるので体が冷たくなっています。
身体も硬直していますが呼吸、心臓の鼓動はかすかにあります。
一番わかりやすい見分け方としては皮膚のかたさです。
死後硬直ですと皮膚までつっぱってカチカチですが
疑似冬眠である場合は皮膚までかたくなることはありません。
時間をかけて調べるのであればあたたかい部屋に
おいておくと、死んでいる場合数時間後にニオイでわかります。
冬眠状態であれば死臭がすることはありません。
「どうやって治せばいいの?」
身体をあたためてあげれば目を覚ましますが
ストーブやドライヤーなどで急激に
あたためるようなことはしないでください。
タオルにくるんでホットカーペットなどで
ゆっくりとあたためるようにします。
疑似冬眠状態ならば長くても数時間以内に
身体の硬直がとけて呼吸に合わせて動くようになります。
もしも動く姿が確認できたらハチミツを白湯で
といてものを飲ませて体力を回復させてあげます。
ここまでは応急処置ですので、本格的な治療は
動物病院で行うのがまちがいないです。
ペットのことを考えるならすぐに病院へ行きましょう。
冬眠を予防する方法は?
「どうやって予防すればいいの?」
部屋をあたたかくすることも大事ですが
実は部屋が暗すぎる場合も冬眠してしまいます。
ハムスターが生活時間を整えることができないためです。
夜行性なのに、暗すぎると冬眠…不思議生物ですw
「具体的に、何℃くらいにしておくといいの?」
適温は18℃~26℃となっています。
これより暑すぎると熱中症になってしまいますし
寒すぎるとカゼ、冬眠、凍死してしまいます。
温度に敏感な動物なので気を配ってあげましょう。
まとめ
ハムスターって冬眠するものなの?
⇒本来は冬眠しない、した場合は劣悪な環境だった
ただ寝てるだけなのか、症状と見分け方は?
⇒皮膚のかたさで判断できる。
予防方法、飼い主としてはどうすべき?
⇒部屋をしっかりあたためる、適度に光を与える
もともと砂漠に住んでいた動物なので
寒さにはめっぽう弱いハムスターです。
カワイイカワイイだけでなく
しっかり知識をつけて飼育しましょう^^