「うなぎは高くて…あなごでもいいかなあ?」
土用の丑なのでスタミナをつけたいですが
どうしてもうなぎは高くて手が出ない!
あなごでもいいんじゃないかなあ?
ところでうなぎとあなごってどう違うのか?
考えてみると「こう違う!」って
ハッキリ言えないものですよね。
今回はうなぎとあなごの違いに関するお話です。
どっちがうなぎでどっちがあなご?
「どうやって見分けてるの?」
そもそもうなぎとあなごというのは
同じなのか違うのか…?これは
しっかり別の魚として分類されています。
うなぎはうなぎ科、あなごはあなご科です。
見た目の違いとしては…
あなごの方は頭から尾まで一直線の
白い斑点模様があるのが特徴です。
うなぎにはそれがありません。
あとあなごにはウロコがありませんが
うなぎにはあります。
生態としては…
あなごはずっと海にいますが
うなぎは川から海に出て産卵します。
コレらがあなごとうなぎの違いです。
目と長さは似ているので
若干区別がつかないところもありますが
斑点模様とウロコで判別がつきますね。
栄養価はどう違ってくるの?
「ちがう魚なら栄養価も違ってくるの?」
うなぎは脂質が多くビタミンAが
多く含まれているのが特徴です。
あなごはうなぎと比べると脂質が少なめで
ビタミンAの量がうなぎよりもずっと少なめです。
つまり脂肪の量に差があります。
栄養価的に見るとうなぎが断然高いです。
結局あなごはうなぎの代わりになるの?
「じゃあアナゴはうなぎの代わりにはならないの?」
栄養価だけで見るならそうなってしまいますが
昨今はとにかくヘルシーな視点で
食品を見る傾向も多くあるものです。
つまり…同じ栄養素を摂取するのであれば
アナゴにも十分含まれているので
低カロリーで栄養素だけ摂取したい場合に向きます。
それとアナゴはうなぎよりも
ずっと値段が安い場合が多いです。
アナゴの方が高い!なんてことはなかなか無いですね。
うなぎは高カロリーなので
特にダイエット中は避けたいもの…
しかし夏バテ予防はしておきたい!
そんな場合はアナゴを代用品としても問題ないでしょう。
まとめ
・斑点があってうろこがないのがアナゴ
・うなぎの方が栄養価としては高い
・あなごでも栄養的には同じものが摂取できる
ちなみに昨今では見た目が似ているからと
サンマのかば焼きまで代用候補に出ていますが
得られる栄養素は全く違ってきます。
うなぎはビタミンA、さんまはビタミンDが
それぞれ豊富なので目的は全然違いますね。